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【2歳と0歳の寝かしつけ】兄妹で寝る時間がバラバラ…私の睡眠はどこへ?

寝かしつけの時間、なぜかいつもすれ違う

夜9時。 2歳の息子がようやく布団に入り、ウトウトし始めたころ—— となりの部屋から、0歳の娘の泣き声が聞こえてくる。

「そろそろ寝てくれそうだったのに…」 そんな風に思ってしまう自分に、ちょっとだけ罪悪感を覚える。 娘をあやしている間に、せっかく寝かけていた息子がまた起きてしまうこともあって、 結局、どちらも寝かしつけがやり直しになる夜も少なくありません。

ようやくひとりが眠ったと思ったら、もうひとりが泣き出す。 寝かしつけにかかる時間が長引くにつれて、自分の疲労も蓄積されていくのがわかります。 そのうち、何が正解なのかもわからなくなってきて、 「今日はどっちの寝かしつけを優先するべきだったんだろう」と考えながら、ひとり反省会。

兄と妹、リズムがまるで違う

上の子は最近、お昼寝をしない日が増えてきました。 その分、夜は比較的早く眠くなるけれど、 下の子はまだ授乳もあるし、夜中に何度も起きる。 しかも、ちょっとした物音でも目を覚ましてしまう繊細なタイプ。

「ふたり同時に寝てくれたら、どれだけ楽なんだろう」 そう思ってしまう夜が、何度あっただろう。

布団の上で、右腕に2歳、左腕に0歳を抱えながら、 私は寝たふりをして、寝かしつけの“勝負”に挑む日々。 でも結局、勝つのはどちらか一方か、あるいは誰も勝たずに朝を迎えることもある。

たまには奇跡的に同時に寝てくれることもあるけれど、 そんな夜はまるでご褒美のようで、逆に不安になるほど。 「こんなにスムーズにいっていいの?」なんて思ってしまうのも、 普段の寝かしつけがどれだけ大変なのかを物語っているのかもしれません。

「パパは寝てるの?」という声が聞こえてきそうで

たぶん、読んでいる方の中には思う人もいるかもしれません。 「その間、パパはどうしてるの?」って。

ちゃんといます、そばに。 でも、できるだけ寝かせてあげたいとも思っています。

パパは昼間、車を運転する仕事をしています。 睡眠が足りないと、事故にもつながりかねないし、 日中の仕事に集中できなくなったら、それはそれで困る。

「仕事してくれてるんだから、支えたい」 そう思っているのは本当。 だから平日の夜は、私が主に子どもたちを見ていることが多いです。

でも、休日にはパパもちゃんと子どもたちを見てくれます。 お風呂に入れてくれたり、外に連れ出してくれたり、 兄妹ふたりを連れて散歩に行ってくれた日には、心の底から感謝したくなる。 その時間があるからこそ、私もほんの少し息をつけている。

パパがいてくれることのありがたさも、ちゃんと感じている。 それでも時々、「私だって寝たいよ」って、 心のどこかで思ってしまう夜もあるのです。

そんな自分に「欲張りなのかな」と思うこともあるけれど、 それでも、そう思うくらいに心がすり減っているということなんですよね。

頭ではわかってる。でも、心がついてこないときもある

子どもたちにイライラしたいわけじゃないのに、 思わず強めの声を出してしまったり、 寝かしつけの途中で、ふと涙がこぼれそうになったり。

「私、なにやってるんだろう」 「これって私だけ?」 そんな風に、自分を責めたくなる夜も、実際にはあります。

誰かに頼りたいけど、頼れる人がいないときもある。 自分のことを後回しにしすぎて、 「ママ」や「お母さん」としての自分だけが前に出て、 本来の自分がどんどん薄れていくような感覚になることもある。

でも、そういう気持ちになるのって、 たぶん“がんばってる証拠”なんだと思うんです。

眠れない夜のなかで、少しずつ見えてきたこと

完璧じゃない。 でも、毎晩こうして子どもたちの隣にいる。 寝不足でも、朝には朝ごはんをつくってる。 泣いている娘を抱き上げ、ぐずる息子に背中をトントンする。 それだけで、もう十分がんばってる。

「寝かしつけが大変」という言葉では言い尽くせないくらい、 親にとって夜は、感情が揺れる時間。

余裕がない中で、気持ちを切り替えて笑顔をつくるのって、実はすごく難しい。 でも、それをやろうとしている時点で、もう立派だと思う。

それでも、ふたりの寝顔を見ていると、 「また明日もやっていこう」って思えてくるから、不思議です。 その寝顔が、私にとっての一番のご褒美。

おわりに|あなたも、今日をちゃんと生きた

眠れていない夜に、スマホの明かりでそっとこの記事を読んでくれているあなたへ。

あなたは、十分がんばってる。 誰に何も言われなくても、ちゃんと、ふたりを育てている。 パパを支えて、子どもたちを抱きしめて、 その中で、自分の心もどうにか折れずにここまで来てる。

「寝不足」なんて、軽くは言えない毎日だけど、 その中にちゃんと、愛がある。 だからどうか、自分を責めないで。

今日も一日、おつかれさまでした。 あなたの頑張りが、誰かに評価されなくても、 子どもたちにはちゃんと届いている。

あなたの“今日”が報われますように。

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